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およそ10年前に、この地に転勤したばかりの頃は...まだ、青かった..🤣
まだ右も左もわからない中、家の外に一歩でも出たら襲われて、身包み剥がれちゃうのではないか...と、ビクビクしながら外に出ないでいた時期があった...😇
南米大陸なんかこれまで来た事ないし、世界最悪の治安💣というキーワードが頭の中でリフレイン...その程度の知識、情報しかない世界...
確かに、ブラジルの真裏のアジアにいたりすると、南米に関する情報なんか殆どないし、新しい情報が更新もされていない...
「南米は怖い(特にブラジルは)」
...としか頭に残らない....😰
数ヶ月後、漸く慣れて、週末にサンパウロの大動脈(ビジネス街):パウリスタ大通りなんぞを歩いていると、100mごとに、分厚い「防弾チョッキ」に身を包んだ警官が二人ペアで歩いてくるのを見て、ゾォ〜っとしたもんだ。
いつでも直ぐに抜けるように拳銃に手をかけている警官も多いし...
まあ、当時は自分的に『これは襲われるか、襲われないかではなくて』『「いつ」襲われるかの時間の問題やな』...と、気分を引き締めたもんである...😩
...で、そのうち自動車免許を取得し(半年後ぐらい)社有車🚘を与えられるようになると「防弾車」にするかどうかで迷う...
「ぼ...防弾車って...ここは戦時中のアフガニスタンか⁈イラクかい〜⁈」
当時、ブラジルは、世界で一番 防弾車(タイヤまで防弾仕様)が流通していると言われていた...でも、車に防弾処理をすると、2−300万円の追加する必要があり、しかも数年後に下取りする時には相当安く買い叩かれる(重いため足回りの老朽が激しいらしい)。
日本人が10人も20人もいる会社が、そんなコスト掛けてどうするの?とか...日本人だけがそんなことしたらローカル幹部たちも「俺も、俺も」と言ってくるし(確かに、危険なのは外国人だけではないからねぇ)...とかetcetc、本当にこの安全・安心維持問題は会社を預かるものにはマジ厄介....😫
...と云うことで、駐在員の少ない会社やリオ五輪景気を見込んで初めてこの地に進出して来た会社は、まず赴任したらこの問題に対応しなければならなかった...
...なので、(コスト感覚がまだ掴めていない)進出間もない会社や(金を湯水の如く使える会社💰)や業界は、日本人全員に対して凄いコストを掛けて防弾車にしているところが多かったが...
...うちは海外駐在歴10〜20年のツワモノが集まった会社なので(金もねぇし...)、防弾車なんぞ一切なし。なので私も結局、この10年間、防弾車とは一切縁がなかった(当然、運転手なんかもいねぇし)。
そんなこんなで(防弾でない)車🚙を運転している時(特に停車中)は、
●...前方包囲型で周りをキョロキョロ、不審人物ややばそうな奴が近づいて来ないようにひたすら祈るのみ...🙏
●...陽が落ちた後は、🚥信号が赤でも止まらない(左右見て気をつけながら信号無視)...逆にそこに交通警官👮♀️がいても、停車せずにさっさと行け、と指示してくる有様...
●...渋滞している場合は、遠くから徐行、徐行...
●...或いは前の車との車間をすごく開ける事(変な輩が近づいて来たら動けるように...動いている車は襲われない)
私が赴任した当時は、ブラジル人たちも皆同じ方法で運転しながら自ら危険を回避していた(ブラジル人で防弾車を使用しているのはお金持ちか、会社のエグゼくらい...)。
それが、2014年のW杯ブラジル大会やら2016年のリオデジャネイロ五輪を経て、徐々にそのような事をする人たちも減っていった感じはする...
つまりここ(サンパウロに限る)に住む感覚的には当時に比べて治安がだいぶん良くなっていると云う事かもね....景気だけでなく、連邦(中央)政府や市政(がどれだけ治安にお金をかけるかで)も随分左右されるけど...
...だってこの国、公務員でも警官🚓でも、給与が少ないと、平気でストを決行する国だからね...(以前、エスピリトサント州と云うところで警官がストをした時、治安がグチャグチャになって市民が大パニックになったことがある...)
私もここに住み始めて2−3年経つと、気が緩むと云うか、慣れてしまい(こういう頃が一番危ないんだよなぁぁとか自覚していたけど)...かなり夜遅くまで遊びに行ったり、完全に気が抜けてしまったまま過ごしてしまったが...
結局(ラッキーな事に)10年もこの地にいて、おっかない思いをする事は一度も無かった👍
=移民してもう30年近くこの地に住んでいる友人も、冷やっとする事はあったけど、これまで一度も巻き込まれた事なんかないよ〜=(勿論、彼なりの用心深さがあるのだが...)と言っている...
まあ、当然だが、この南米に限らず、国外に出ると日本よりも危険な場所が多いし、アジアでも怖い思いをする事はある。
まあ、大雑把に結論めいた事を言ってしまうと、
その人の運とか行動パターンみたいなところもあるのかもだが、住む地域やら活動範囲や時間帯さえ気を使っていれば、
この治安の最悪とか言われ、怖い怖いと恐れられているブラジルでも、な〜んとなく無事に、目茶苦茶、楽しく過ごせてしまうかな〜みたいな...そら、そーだわなぁ…現地で普通に、そこで楽しく、堅実に生活を営んでいる現地の人たちがいるわけだからねぇ…
まあ、私の長い体験から言える事は...正直...『襲われる奴は不思議といつも決まっている...襲われる奴は一度ではなく何度もどこに居ても狙われる』...という傾向がある事かな...。マジに...
怖い事はたまにあるけども、総じて(自分の人生を振り返って見て)自分が上記に当て嵌まらないと思う人は、我々外国人(特に駐在員だったら尚更)が住んだり、仕事をしたりする場所なんぞは比較的安全な場所なんで、問題ありません〜❗️と言えるかな...
...必要以上にビビる必要なし...住めば都🏯...と言ったところか...
PS)ちなみに...まあ、そうは言っても...
・銀行でおろせる金額の上限が2万円前後(治安のため上限が決められている)
・この駐在中に怖い目にあった日本人は多数...
・銀行帰りに拉致された者あり...
・数年前、駐在員が一名射殺された...
・私の住むプレジオ(マンション)は、近年2度ほど強盗に押し入られているけどねぇ...
etcetcetc....
まあ、油断しちゃ、どの国でもヤバイという事はある(日本もね...最近は物騒だしね)...よねぇ〜という結論かな。
最低限のマナーと用心を怠らなければ、このブラジル生活は本当に楽しき...ナリ...
以上!😜