世界最大の日系移民国家:ブラジル🇧🇷🇯🇵という国。
ブラジル全体で190万人(4−5年前の外務省による正式な発表値)もいるらしい。
その南米最大の商業都市:サンパウロ州には、下のデーターによると約120万人、このクリチバ があるパラナ州には14万人の日系人がいるんだそう...
クリチバ という街は、サンパウロ州の隣の州で、飛行機で1時間ほどで行ける中級サイズのコジンマリした街。以前はサンパウロの喧騒が嫌な日本人にとっては好きな街(コンパクトで生活しやすい、治安がいい街etc)とか言われて有名な街だったとか...
サンパウロから初めてこの街に来ると、落ち着いてはいるものの、日本人・日系人を殆ど見る事がなく(サンパウロに比べると、という意味で)、ここのどこに一体日本人(日系人)のコミュニティーがあるのかと思うぐらい...😮
街もかなり老朽が進み、サンパウロの様な大きなファベーラ(貧民窟)は見当たらないものの、かなり酔っ払って、汚くなった路上生活者が本当に多くなっている...
また、この街を貫く幹線(隣国パラグアイまで通じている)があり、そこを通じて、違法薬物や武器を運ぶルートにもなってしまい治安が乱れて来たという方もいます。勿論、サンパウロやリオ・デ・ジャネイロの様な大都会の治安の悪さと比較してはいけませんが...(そこに比べたらまだマシという意味で)
ちなみに、あの有名な『イグアスの滝』『イタイプーダム』は、ここパラナ州にあります。
さて、そんなパラナ州の州都:クリチバ には、『Praça do Japão(ジャパン・スクエア14,000m2の敷地面積)』と呼ばれる場所が街のど真ん中にあり、その真ん中に金閣寺とも銀閣寺とも取れる日本のお寺が鎮座しています。このお寺自体は「日本移民館」と呼ばれ、中で時々展示会が開かれています。
1910年に日本から移民が到着したのを記念して、1958年より造成・建設が始まり、1962年に完成したそう。
敷地内には日本から送られた桜の木があり、池(兵庫県から送られた)や仏像(姫路との姉妹都市として送られた)石碑なんぞがあちらこちらにあったりします。
日本人が殆ど(一見では、見当たらない)この街ですが、こういう「日本人の足跡」を見るにつけこの国と日本との深い結びつきを実感する次第...なり...
以上!
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