ブラジル人は意外と良く「ご飯(米)🍚」を食べる。
※余談なのだが、うちの会社は、以前「お米」をブラジル地で作って、日系ブラジル人たちに売りまくったと言う歴史がある。しかし、日本のお米(水田)は水を使い過ぎると(常に水不足の地域が多いブラジルで)政府に生産を禁止されてしまった。それに変わったのはイタリア(北部)米。イタリア米は水を日本の米ほど使わないらしく、現在でもブラジル南部で多くイタリア米が大量に生産されている...らしい。
さて、そのお米を使う代表的なブラジル料理に『フェジョアーダ』という豆ご飯が特に有名。
煮込んだ黒豆と、豚肉🐷の内臓、耳や鼻、足、しっぽやら(要は、残りもん)に、マンジョッカ/タロイモ(ファロッファ)の粉を、米の上にぶっかける...見た目は非常に酷いけど、栄養満点....それは、それはブラジルっぽい料理...
ブラジル人(特に若者たち)は、このフェジョアーダが大好きで、うちの社員(特に、若い野郎共)らは、毎回、社食でこれが出るのを心待ちにしていたりする。
そんで、この料理は、なぜか水曜日か土曜日の昼に食べる事になっている。
ただ、それがどうしてか?...周りのブラジル人に聞いても、それが何故だか、正確に把握しているやつがいないところが、まさにブラジルらしいあるある...
もっともらしいのは、...土曜日は週末だから。カイピリーニャというアルコール度の強い酒も入り、週末の昼から食って、飲んでの唯一の楽しみ....で、そこに週中、水曜日が何故加わったのかは全く不明...更に、一説によるとブラジルの地域によってこれまた異なるらしい....まあ、いいけど...いつもブラジルはこーだからもう慣れたけど...(ブラジル的に分からない事は深く考えず、とりあえず流す...みたいな...)
で、今でこそブラジルの国民食になっているこの料理の歴史は一般的には、諸説あるんだけど、
「...ポルトガル人にアフリカから無理やり連れて来られた奴隷達が、この地で農場で強制的に働かされ、主人たちが食べ残した肉の部位をかき集めて食べ始めた事が起源...」と言われているんだわ...
なので、 酷暑の中で働かされた奴隷たちにとっては、塩分を補う為の大切な栄養食だった為、現代人にとっても栄養過多で、塩っ辛いまま...食い過ぎると、現代病にまっしぐらという事になってしまう...
さて、サンパウロで最も有名な「フェジョアーダのお店」といえばここ!!
な...なんと!!1946年創業の超老舗フェジョアーダ専門店:
『Bolinha – A Casa da Feijoada ボリーニャ』
75年間もの間づ〜っと同じ場所で営業を続けているんだそう〜
そして...(少し前の話だが)1997年には...なんと!!
日本の「天皇・皇后両陛下」も立ち寄られたとか ...
1946年創業当時の様子。タクシー運転手だった初代店主が開業したボテッコ(居酒屋)「Bolinha」...☟。
興味のある方は、ぜひ一度は、お楽しみあれ~!
住所:Av. Cidade Jardim, 53 Jardim Europa, São Paulo
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