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日本を離れて四半世紀〔もしかして俺🎣浦島太郎になっちゃったかも🐢 〕..なブログ

「地球の裏でだらだら日記」改めアジアに戻っての〜んびりリタイヤ生活

地球の裏側:ブラジルで...『柿(Caqui)祭り』...=異次元空間との遭遇=

カキ(柿)の語源は諸説多く、日本人の中には日本語が語源だと考える人も多いと聞く。

 

其れ故(以下、wikiより)、赤い色という意味の「紅き」とか、綺麗に光る果物「輝き」、固い果物「カタキ」など、日本を語源にした物の性質を語源とする説が多いらしい。

 

それ以外にも、昔からカステラ、タバコ、コップの様に、ポルトガル語を語源とする説あるらしい...

 

私が現在生活するブラジルポルトガル圏だが、この地でも、

 

     「Caqui(カキ)と発音している。

 

ただ、「柿」は、森林生物学的には、元来、欧州にはない果実で、どうも東洋から海を渡ったという事は間違いないんだとか...

 

ところで何故、カキの語源を気にしているのか(柿嫌いにも関わらず)というと...

 

この地にも「柿祭り/カキフェスティバル」なるものを発見したから。

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 サンパウロの街の中心から約150km(車で約2時間)ほど離れた場所にある「ピエダージ(Piedade)」という小さな村で、毎年5月に柿フェスティバルが開催されている。

 

Podovia SP 250 Km101-Trecho Piedade a Pilar do Sul

Caixa Postal 209 Piedade Sao Paulo Brasil 

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ひと気のない田舎道をどんどん進んでいくと...

 

なんと!?...高さ10mはあろうかという巨大な「鳥居」が目の前に現れる。

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更に進むと、美空ひばり川の流れのようにが大音響で、真っ青に透き通ったブラジルの大空に吸い込まれている。

 

まさか、ブラジルのこんなど田舎で、「鳥居」美空ひばりに遭遇するとは...

 

実は、ここ戦後に日本人が入植した場所の1つで、今でも日本語が通じる。

 

数ある日系人農家が、毎年育てた柿の品評会を開き、できの良い物を表彰し、即席販売する。

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何十年の間、地道に農作物の栽培を続け、また気長にこの品評会を開き続ける事で、地元のブラジル人にも徐々に受け入れられるようになった「柿・カキ・Caqui」。

 

いつの時代からか「柿」から「Caqui」と変化し、まさしく日本人移民たちが築き上げてきた足跡の一部なんだよね...きっと。

 

会場に入ると、東洋系、西洋系、白い肌や黒い肌、いろいろな国を祖国に持つ人々が普通に交わり、溶け込んでおり、

 

また、在泊4−50年代以上と思われる日本人・日系人が入り乱れ、ポルトガル語と日本語」が、全く違和感なく〜飛び交っている〜。

 

日本語がまだ流暢なお年寄りたちも元気で、ほかの果物や野菜、自家製の豆腐や漬物、お惣菜なんぞも販売されていたり...

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集会場に仮設されたレストランの黒板には「ようこそ、●●様」と、達筆な日本語で書かれていたりもする。

 

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一体ここはどこ?...まるで日本の田舎町だよねぇ...これって...

 

また、受付で焼そば券を販売していた日本人顔だが目の青い小中学生ぐらいの男の子や女の子に、日本語で話し掛けてみると...全くわからないというジェスチャー...

 

やっぱ、ここが日本でないよねって事を...改めて確信する...苦笑

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「柿」と「Caqui」...

 

遠い様で近く、近い様で遠い、不思議な「カキ」同士の遭遇の地を実体験...みたいな。

 

最後に3箱ほど「富有柿(ふゆうがき)」を買い込み、大きな鳥居をくぐって、この不思議な異次元空間を後に。

何度も振り返りながら、遠ざかって小さくなって行く鳥居をバックミラー越しに見ながら....車はいつもの見慣れた高速道路に入って行く...

 

やっぱり...ここは確かにブラジル...だよねぇ...

 

...でも、今見てきた世界って...一体....何さ...🙄


なんやら…宮崎駿千と千尋の神隠し…っぽい、不思議な残像が頭にこびり付いた一日。

 

(これは数年前の5月の話...なり)

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🔳 和菓子...ああ、日本のプロダクツは美しい....

 

🔳 おむすび...ああ、こんなの作った日には、外国人の子供は泣いて喜ぶだろうな。