いやはや、このコロナ禍...
前回帰ったのが2019年9月だったので、ちょうど2年間帰国できなかった...というよりも、✈️🚙🚞に乗っての国内移動も禁止されてしまい....私が住むサンパウロから一歩も出れない状況が2年間続いていた。
例年ならば、出張やプライベートで、年に3−4回は日本へ帰っているけれど...流石に感染者2,000万人、死者60万人も越えてしまっているこのブラジル😰の惨憺たる状況下、距離が長い南米大陸からはアジアまでのダイレクト便がある筈も無く(北米か、欧州か、中東等を)経由しないと日本へ戻る事ができない...(しかも今だに米国はブラジルよりも感染者・死者ともに世界一にも関わらず、ブラジルからの発着便の乗り入れを認めていない状況が続いている...トホホな状態)
30年前の海外初赴任の若い時は、3年間は日本に帰れなかった時代があったのだが、この歳になって、まさかこんな目に会うとはねぇ...
自分自身は、海外に好きで出ていて、既に四半世紀が経つので、別に日本への執着はなかった筈なのだが、世の中がこんな状態(一時期、現地も医療崩壊していて、もしここでコロナに罹患したら本当に死ぬかもな、と思った時期もあった)になると流石に不安で日本に戻りたくもなるわい...
...で、コロナ感染者・死亡者の数が徐々に(日本もブラジルも)減ってきた漸く2年ぶりに日本へ一時帰国してリフレッシュ...
カタール航空でドーハ経由で片道30時間近く掛けて、地球の真裏:南米大陸に戻ることになる。きっと誰にとってもこの飛行機缶詰時間は人生最長不倒の距離でしょうね。
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🔳22:30-04:00 QR807 成田→ドーハ 11時間30分のフライト
+ドーハで、3時間30分のトランジット(待機時間)
🔳07:30-15:45 QR773 ドーハ→サンパウロ 14時間10分
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上記の区間(欧州・米国どこを経由しても掛かる時間はほぼ一緒)を往復すれば、映画も全部観切ってしまうし、読む本もなくなってしまう...食っちゃ寝、食っちゃ寝で、もう満腹、何も食べたくない...
日本との時差は12時間...季節は夏冬真逆...。
歳を取ってくると、流石にこの距離を移動するだけでも、体がおかしくなる...時差が取れるのに、10日から2週間は掛かるのが実感かな...
若い頃は、大好きだった飛行機の移動も、最近は嫌いになってきたかな....
さて、2年間ぶりに戻った日本。
1ヶ月近くも日本にいたのは初めて(そのうち2週間は強制・自主隔離状態だけど)。
久しぶりの日本滞在は余りにも新鮮で楽しかったので、帰りの飛行機で眼下に離れて行く、成田空港を見ながらこの時ばかりは悲しくなった😢...また、暫く戻れない...もしかしたら向こうで死んじゃうかもしれない...そしたらこれが最後かな...みたいな感傷的な気分に...😖
(今はコロナの影響で)移動手段が発達したこの時代、それが自由にできない、なかなか日本に戻れないという気分を初めて実感として味わい...
(昔は船しかない時代に)「もう二度と祖国には戻れないと考えながら日本の地を後にした日系移民たちの気持ち」はこんなものか...と、改めて実感する...まぁ、今の時代はそんな大袈裟ではないけども…
さて、以下、
=眼下に広がる景色をここでご紹介=
ドーハでトランジットした後、眼下に広がる広大な砂漠...毎回、この中東路線(ドバイ・カタール)を使うと、アラビア半島の砂漠の地...🐪
アラビア半島のな〜んにも無い砂漠を越えると、次に現れるのは
『🐘🦒ブラックアフリカ🌍』の広大な土地...
ここからアフリカのサバンナの🦒(茶色/土色)が(雲が少なければ)延々と続く...
その後、アフリカ大陸を抜けると、光の反射で青白く輝く🛳南大西洋🐬が...再び延々と続く(雲が多くて見えない事もあるし)...
南米大陸に差し掛かると、突然、眼下に「緑🌲」が広がる。
先ほどまで見えていたアラビア半島やアフリカ大陸とは対照的に、南米大陸(特にブラジル)は、本当に森林🌳(水💧)に恵まれていて大地の豊かさを感じる瞬間...👀
➡︎『砂色(のアラビア半島🐪)』
➡︎『土色(のアフリカ大陸🐘🦒)』
➡︎『紅海・南大西洋の海の青色🚢』
➡︎『森林色(の南米大陸🌳)』
全く異なる大地の色彩を眺めながら....
...ボォ〜っと30時間を機内で過ごしながら、地球の真裏🌎に戻ってきた...の記。
※あゝ...でも、もうこういう状況下、帰任の途が昔の様に全くワクワク・ドキドキしない...ずいぶん長くい過ぎたのか、自分が年老いたせいか...何れにしても、そろそろこの地を撤退かなぁ...ともあれ...世の中が一定程度落ち着くまで、日本で一休みしようと思う...
以上