昨年とは異なる場所で人間ドックを受けてみた。
※会社は引退して、ノーストレスの健康的な生活を送ってはいるものの、病気になったらお終いだからねぇ...
今年度は、外国人から大人気の👏「サミティベート病院」の日本人ドックを試してみた。
まだ(今回この地に来て身体を壊した事がないので、いまのところ医者知らずで)この病院で実際に受診する(健康診断だけだが)のは、人生で初めてとなる。
※(タイバーツ)x4で、日本円↓
この病院は、
以下、この病院のWEBより↓
『...「ドゥシット・メディカル・サービセス(BDMS)」に属し、バンコクの他7病院を展開する「サミティベート病院グループ」...1979年開院当初より近隣諸国からの外国人患者の受け入れにも注力し...政府が掲げる「メディカル・ツーリズム(医療観光)」の分野を牽引、タイ国内/東南アジア圏を代表する国際医療機関として発展...7つの系列病院の中でも、中枢を担うのがバンコク日本人居住地区・スクンビットに位置する「サミティベート病院 スクムビット」...医療通訳など日本語によるきめ細やかなサポートを行う「日本人相談窓口」を設け...年間延べ13万人の日本人が来院する“日本国外で最も多くの日本人患者が利用する病院”として広く認知されている...日本人患者が全体の2割を占め、2019年に地上7階建ての新館「サミティベート日本人医療センター」も開業し、他に類を見ないほどの“日本人ファーストな病院”を体現...日本人を含む総勢約40名の日本語通訳が在籍(窓口対応は毎日7:00〜20:00)...1日400人にもおよぶ日本人来院者に対し診察の予約・相談や医療通訳、入退院時の手続きから保険案内まで多岐に渡るサービスを提供...』
ということで、🇯🇵日本語だけではなく、🇲🇲ミャンマー/バングラだったり(受付のところに各国の)旗が置かれたデスクがあり、あらゆる国から来た外国人への対応も比較的スムーズな病院を目指しているんだそう〜
BTSプロンポン駅🚉が一番近いのだが、そこから歩くのには遠すぎる(20分ぐらい掛かる上、道も複雑)ので(かといって🚖タクシーを使う距離でもないので)私はその辺にいる🛵バイタク(約5-7分)を利用して向かった。
昨年受診した場所は、このサミティベート病院のちょい先(ほぼ隣接した場所)にある。
まず一階の🇯🇵日本人対応の窓口にいって、地図🗺をもらう。初めてだとなかなか健康診断(人間ドック)の会場まで行くのはちょっと、無理目...
棟が異なり、中から行くと、まずメイン棟から➡️第二棟へ渡り廊下を渡って➡︎第三棟まで🚶♂️移動する必要がある。
まあ、何回か来て、要領がわかっている方は直接、🚗車でその棟に乗り付けてしまえばいいだけだが...(車を持たぬ私のような者には、やっぱ最初はタクシーにしてもバイクにしても、メインビルに連れて行かれてしまうので致し方ないし...)
その後、エスカレーターで二階に上り、トコトコ歩いて、健康診断棟まで行くと、まだ予約時間に到達していなくても(私は1時間近く早く着いてしまったのだが)殆ど待つことなくドンドン作業が進む...うん、こういうのは良き、良き...
3-4分移動しながら、渡り廊下を二つ経て、第三棟まで来ると、漸く🗾日本ぽい場所に到着...
いやぁ~、しかし、ここの人間ドックは、あちらこちらへと移動させられるなぁぁ...と言うのが第一印象。
またここでは、(日本人が良く知る一般的な)人間ドックの様に、まず個室のような場所で着替えてという事はなく、受付の真ん前にあるロッカーに突っ込むだけで基本的には着替える必要なし(これまで日本的人間ドックに慣れている者はここで戸惑う)
私服のまんま、この受付の先にある場所で、さっそく血液検査、その横にある2部屋で、身長・体重・血圧等が、なんだか簡単にサクサクっと進んでいく。
最初は「え~!ここでやんのぉ~?」とちょっとだけ、驚いた...が...
それが終わると、その後、また再び第一棟に(最初に来た道を)またトコトコと歩かされ(初めての方は、担当の女性が案内してくれる)、そこの一階(日本人専用カウンターの裏手ぐらい)にあるレントゲン、超音波等の検査室に入る。
なんか、寒々とした、ちょっと暗くてボロいこの場所...
レントゲンを撮る為に、ここで漸く初めて(通常、人間ドックで最初から着るあの例の服装に)着替える事になる。
レントゲン検査で「息を吐いて~、止めて~、はい、吐いて~」と日本語で言ってくれるのだが、その言い方が独特で、思わず吹いてしまう。
実は、以前駐在していたブラジルのサンパウロの病院でも、同じような感じで、このレントゲン技師の発音やら言い方が独特で思わず笑ってしまう(リラックスできるという意味ではすごくいい)という事が、日本人の間では話題になっていたので、その共通点に、なんだか嬉しくなってしまった。
今回、ちょっと驚いたのは「CT検査」があったこと...「えええっ...人間ドックでCTで検査するんだぁぁ...こんなんは初めてだわ...」
...まあ、だから検査費用が、無茶無茶、高いのねぇ...と、変に納得...
レントゲン検査の次に、超音波エコー検査なのだが、ここでベッドに横になったまま、結構、放置されちょっとだけ不安になる(後でわかったのだが、他の患者を診療している担当者or医師が来るのを待たなければならず、その間ズボンを半分降ろされたままータオルは掛けられているのだがーカーテンの中で放置プレー状態だった)。
...これ、なんか、嫌だ...
また私の場合、「まだ膀胱に尿が十分溜まっていないので、水をたくさん飲んで待て...💦」とか言われ、
...「その間に別の検査行ってきて」とか言われる...「え!?まじ...」
検査服に着替えたまんま、地図を見ながら(まあ、当然普通の皆さんがいる場所を通り抜けて)第二棟にトコトコ歩いて戻らされ、そこの棟で4階に上って、眼球検査等を受けたのだが...なんか、こういうの不慣れだわぁぁ...
で、それが終わったら、また再び第一棟のあの一階の暗めの場所に戻って、エコー検査して、尿検査(検尿)して...
そこで私服に着替え直し、また第三棟の日本人用人間ドック棟まで歩いて帰る...ってどんだけ歩かせるんや~!...みたいな...
☝︎そうなんかぁ…このサミティベート病院が本格的に日本人を対象🎯に医療活動を始めたのが、1995年かぁ…私がバンコクで初めて病気になり入院したのが、1990年…その頃、界隈では、サミティベートの「サ」も出て来なく(私も知らなかった...)、それでバンコク病院🏥に直行で運ばれたのは、そーいう事だったのね...
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最後に、日本語の上手なタイ人ドクターが私の検査の大まかの結果を見ながら、簡単な報告をしてくれて終了(最終的な結果報告は、1-2か月後に自宅に郵送してくれるそうだ)。
7:06に到着後、すべてが終了したのが、11:08...約4時間掛ったのだが(今回は胃カメラとか大腸検査はしなかった...)、移動が多いので、動いてばっかであまり長い気はしなかった。
なお最初の受付で、代金の支払い時に、150バーツの(630円程度)の食事券をくれるのだが、この病院の売りの一つである『大戸屋』ではなぜか使えず...おいおい、そもそも検査費がこんなに高いんだから(しかも、朝から食事していないんだから大戸屋ぐらい使える様にしてくれよな...)
なんか、すっげえ高い代金払っているのに、なんだか寂しすぎる対応の数々...
以下に、今回サミティベート病院の人間ドックを受けた感想:↓
まあ、日本人に一番人気の病院と聞いて期待していたのだが...
● 兎も角、価格が高い(50歳以上の標準コース)だけでも8万円を越える。しかもこの標準検査には、胃/大腸の検査が含まれておらずこれを加えると10万円は優に超えてしまう。
● これだけ高いのだから、なにか特別なものがあるのかといえば、何もなし。検査会場がゴージャスな訳でも無く、他と比較しても何か特別な検査がある訳でも無く(しかも、検査一つ一つが余りにも簡単すぎ、サクサク過ぎ、逆に不信感がムクムク)。
● 大きな院内をあちらこちらに歩かされ、なんだか動線が悪すぎ...
● 最後の結果を簡単に伝えてくれる医師にしても、その周りの看護師にしても、あの検査を受けろ、この予防注射を受けろetcetcといろいろ紹介して来て、なんだか商売っ気があり過ぎる(しかもこれまた値段が高い、高い...)のを感じてしまい、
...なんだか嫌だ。
● 最終の結果表が手元に届くまでに時間が掛かり過ぎ...かも...
私は会社の海外出向員として30年間に数か国に滞在し、その都度、其々の国で毎年人間ドック受診してきたので、あくまでもその中での経験値との比較なのだが、
兎も角、ここは価格が高い!😥
それでいて、高価なりのメリット(ハード/ソフトの両面で特別)があるのか期待したが、(CT以外は)特に、これまで受診して来た他国の人間ドックと大差はないかなぁぁ〜
...逆に期待が高過ぎた分、落とされた感じで、がっかりが大きい...かな...
ネームバリューと価格から、期待感が大きかったのだが、
結論費用対効果が見合わない...要は、高いだけやん!!
まあ、幸いにして、ここバンコクでは(高等医療を受ける為の)医療機関の選択肢も非常に多いので、自分に合ったところを選べば良い訳で、あえてそこの悪い部分をあげつらう必要はないとは思うのだが...
来年は、別のところに行こぉ...
※海外に外国人専用(特に、日本人専用のカウンター/通訳を付けてくれるの)は、最高なサービスで素晴らしい事だとは思うのだが(特に、家族同伴の方には心強いよねぇ)、
でも、多少なりとも海外に出て来ている(海外で外国語を使って、外国の文化に混じって仕事をする覚悟ができた)日本人の若人には、
何もかにもが日本と一緒である必要はなく、外国語を使いながら多少荒削りでも、品質が高い治療(或いは健康診断)ができる病院さえあれば十分な気がする...
その代わり、もっと安くしてぇ〜、と思うのは、昭和時代から海外で生活して来た者だけか...(つくづく思うのは、若い方が、👍こんなに恵まれ過ぎたバンコクで駐在生活🏆を送っていたら、他の国には対応できない...「使えない日本人」が出来上がってしまう...気がする...🤔)
ちなみに...最後に...
この凄いコントラスト...「サミティベート病院(天国と)」の正面玄関の真ん前に巨大な「マリファナ屋(地獄)」...🇹🇭タイっぽいといえば、その通りなのだが...印象悪し。
以上!